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フリーランスフリーラン

とくにないです

物知りになりたいです

物知りになりたいです。例えばC4プラスチック爆弾の仕組みを問われてそらで答える事ができたら相当かっこいいと思います。散歩中に怪我をしたインド象を見つけて、その知識量から適切な処置を見出して助ける事ができたならばそれはやはり相当かっこいいのです。

 

散歩中に未開の部族の住む集落を見つけたとしましょう。部族内では謎の奇病が蔓延しており今まさに絶滅の危機を迎えています。これが薄い本であればこの未開の部族を悩ませる奇病は何故か「男だけを死滅させる」ものであり、これを救済するために褐色の美女達が僕に群がると言う展開になりますが、今回の場合に限り奇病は男女問わず発病し、その尊い命を死へと導いています。

 

ここで僕は圧倒的な知識量から奇病の正体を突き止めて適切な処理を行います。原因が未知のウィルスであろうとも圧倒的な知識量からウィルスの塩基配列的なものを解読して何か抗ウィルス薬的なものを開発します。途中ウィルスが変異すると言うイレギュラーに見舞われ自身もウィルスに蝕まれますが最終的には体内で抗体を作り出して克服します。薄い本であればこの抗体を求めて褐色の美女達が僕に群がると言う展開になりますが、今回の場合に限り抗体は注射器を用いた投与となります。

 

こうして集落内から奇病を取り除きその場を立ち去ろうとするのですが、部族達には奇病の記憶が色濃く刻まれており、家族や仲間を失った恐怖から僕が立ち去る事を受け入れてくれません。部族達は長の娘であり一番の褐色美女であるカーニャを嫁に取り集落に留まるよう懇願していますが、このままではモンストの連続ログインがリセットされてしまうためどうしても帰らなければいけません。そういえば電気料金の検証のため冷房を付けっぱなしにしてもいます。

 

それでもこのまま場を離れるのは誰のためにもならない、と思い直し先に助けたインド象を連れてきて集落内の神殿に配置しこれは自身の分身である、と部族達に説いて彼らを納得させます。偶像崇拝を初め、心に平穏を取り戻した部族達はここでようやく僕が帰る事に納得し、盛大な宴を開いて僕を見送ってくれます。奇縁ではありましたが苦楽を共にした仲間でもあります。僕は「集落にまた何かあれば必ず助けに戻る、その時はこの多量のC4プラスチック爆弾を使って知らせてくれ」と伝えて家路を辿りました。

 

これらの経験を支えたのは言うまでもなく圧倒的な知識量です。知識があればC4の仕組みもわかるし、インド象も未開の部族も救えるのです。だから僕は物知りになりたいです。