フリーランスフリーラン

とくにないです

モーガンフリーマン

泥のように濁った瞳、年々焦土化が進む頭皮、腐敗した魚の死体を汚水で煮込んで数日放置したかのような性格を有している僕はモテの化身、モテそのものと言っても良いので女性からお誘いがありました。具体的には「Fちゃんとシューティングバーに行くんですけど田波さんも行きませんか?」と言うLINEがありました。

 

マジか。女性から誘われる確率なんて僕が国連に加盟するくらい低いじゃないですか。そんなもん行くに決まってるじゃないですか。同行するFちゃんと言うのが先に記事にした雪像の件で数ヶ月音信不通になっている女性なんですけど、それはそれで会った時にどんな空気になるかワクワクするじゃないですか。

 

と言うかその雪像の件でヘイトが溜まった結果、今回はシューティングバーの的として呼ばれている可能性もありますからね、どれだけの幸運を使ったらこんなお誘いが来るのかと逆に怖くなります。

 

で、場所は吉祥寺なんですけど、僕は東京が大嫌いなんですね。まして吉祥寺と言えばサブカルくそ人間の巣窟じゃないですか。多分酸素とか薄いですし、周囲の人間からサブカル力…たったの5…ゴミめ…」なんて目で見られるに決まってるんですよ。そうならないためにはきちんとしたファッションで臨む必要があるのではないかと僕は思った訳です。

 

では勝負服のユニクロのパーカーが吉祥寺に相応しいかと言えばそんな訳ないじゃないですか。ユニクロ『パーカー』と言う言葉に組み合わせ自体にパワーがないと言うか平凡ですよね。何がベストな選択なのかと言うとファッションに疎い僕にはまるでわからないんです。そもそも知っている服の種類が『パーカー』『Tシャツ』『スウェット』くらいしかないんですよ。こんなもん『爆弾ベビー』『エビルアップル』『ビッグアイ』ブオーンを倒そうとしているのと変わらないですからね。

 

じゃあ実際にショッピングモールに繰り出してお洒落な服を探そうってなるじゃないですか。コミュ障だけれど吉祥寺に行ってから恥をかくよりは、服探しの段階で恥をかこうと言う思考になるんですよ。別にショップで何かあっても二度と行かなければ良いですし。

 

そうして見つけたのが『MORGAN HOMME』なんですけど、今調べたら読み方は『モルガンオム』でした。読めるかこんなもん。完全にモーガンホーム』って読んでたわ。ああ、モーガン・フリーマンがプロデュースしたちょっとお洒落だけれど普段使いもできるインターナショナルブランドなんだろうなって勝手に思ってたわ。

 

いやー、お洒落だなぁ…どれどれ生地は…しゅ…しゅごい!なんか多分縫製が丁寧だし色もユニクロより深みとコクがある気がする!

 

こんな感じで服を見ていたら案の定店員が近寄ってくるんですね。この時の僕は完全にモーガンホーム』だと思っていましたから、モーガンかそれに近しい人間が接客にやってくるのだろうと思っていたんですけど普通に日本人でした。「良かったら合わせてみてください。サイズも出しますよ」ええええええっと!ちょっとこの辺りのシャツを着てみたいんですけど!「どうぞ」ででででで!このシャツに合うような羽織るものも欲しくて…「なるほど、ではこの辺りのカーディガンなんか如何ですか?」ががが、ガーディアン(守護者)?!「ジャケットも良いと思いますよ」

 

ジャケット!それだ!

 

天啓を得ましたよね。モーガン『ジャケット』これに勝る組み合わせはないと思いました。完全に最強です。「パンツもこの辺りのデニムなんかあるといいですね」じゃ…じゃあ!それもください!あ!ベルトも!安いのでいいんでベルトも欲しいんです!「安いのでいいんですね、じゃあこの辺りのベルトですね。お値段の割に品質は良いですよ」

 

9800円

 

嘘だろ…これって安いの?スターバックスでバニラクリームフラペチーノが20杯くらい飲めるんですけど。確かにお洒落な気はするけどベルト一本で9800円って…「この組み合わせなら間違いないですよ。お客さん身長が高いからすごくスタイリッシュに見えます」かかか…買います!手持ちがないんで下ろしてきます!

 

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と言う訳で5万円近く散財したのですが、振り返ってみるとPS4 Proが買えたなと。完全にモーガンのフリーマン(口車)に乗せられてしまったなと。まぁ、しかし5万も使って買った服が吉祥寺に相応しくないはずがないですからね。家に帰って着てみたら何か、きちんとし過ぎて『東京に憧れをもって上京してきた地方の人間』みたいな人が鏡に映っていたんですけど、多分疲れすぎて幻を見たのだと思います。