フリーランスフリーラン

とくにないです

人を誘うのにとてつもない力を消費するので誘った段階で満身創痍になるよね

肉が食べたい。『パシフィック・リム:アップライジング』が観たい。

 

こう言った欲求が沸き起こった場合、稀代の寂しがり屋である僕は独りで出掛けることができません。なので友人を誘おうと思うのですが、現在の交友関係がクライマーに限られている都合上、男友達は皆例外なくムキムキなんですね。もしかしたらメキメキかもしれないし、モキモキかもしれない。

 

そんな男友達を誘ってもウキウキしないじゃないですか。パシフィック・リムに出てくる怪獣を素手で倒せるか議論し始めたり、焼き肉に行っても鶏のササミしか食べない可能性が高いじゃないですか。最悪、怪獣の肉を食べたいとか言い出す可能性もありますよね。

 

と言うか普通にドキドキしたいので女友達を誘おうと思ったんです。

 

じゃあ誰を誘おうか、と改めて女友達をリストアップしたんですよ。そうして『ギャル』『人妻』『人妻の親友』『アレクセイ・イグナショフの四人が候補に挙がりました。

 

まずギャルなんですけど、何を言っても「やばい」しか言わないので却下。前に『君の名は。』の感想を聞いても「やばい」だったし、飲み屋でチキン南蛮を食べた時も「やばい」でした。かと思えば「明日世界が滅びるとしたらどう思う?」と聞いた時に「受け入れる」と答えたので、そこはやばくないんだ、と思いました。達観してる。

 

次に人妻ですが、これは普通にアウトですよね。一番誘い易い間柄ではあるのですが、万が一にもヌキヌキできるシチュエーションには発展しないので、いや、他の人達でもあり得ないのですが、既に婚姻関係にある女性と誤解を招くような行動をすると、法?法律?なんかそんな感じのやつが僕から莫大な金銭を奪っていく可能性があるのでやめておきましょう。

 

では人妻の親友ならどうなのか。独身だし、彼氏もいない。公立学校の教師をしていて清楚可憐な雰囲気が最高にスキスキです。ただそんなに会ったことがないし、職業柄絶望的に話題探しに苦労する。まずお得意の下ネタが完全に封印され、次に下劣な外見が封印され、最後には猥褻な行為が封印される。これは僕の存在そのものが封印されたと言って良いです。

 

それでもまだ辛うじてコミュニケーションは取ることはできます。自身の学生時代を振り返って『何故小学生はシャーペンが禁止なのか』『昔は土曜日も普通に登校だった』などの至極普通のトークで場を繋ぐことはできるのです。驚くほど普通。完全に牙は抜かれているけれど、窮地にあって進化するのが人間です。頑張ります。

 

この時点でお誘いするのは人妻の親友に決定していますが、最後のアレクセイ・イグナショフにも触れておきましょう。

 

この場合のアレクセイはベラルーシの赤サソリ』と呼ばれるベラルーシのキックボクサー、アレクセイ・イグナショフその人ではなく、単純にアレクセイ・イグナショフに似ている女性と言うことです。ただし顔が似ていると言うだけで、怠惰を貪るその身体はだらしなく膨れ上がっています。

 

まぁ、なんて言うか、こいつめっちゃ喰う。

 

居酒屋で僕が「すみません。お腹が減ってるんでイカ飯を注文して普通に食べてもいいですかね」って聞いてイカ飯を注文したのに、勝手に取り分けて皆に配っていましたからね。いい女気取りか。そのくせ自分用に別のイカ飯を注文してやがりましたからね。イカ飯美味しいね」じゃねぇよ。食ってねぇんだよこっちは。

 

そのくせ煮物は食べない。「あー、煮物はちょっとね」何がちょっとね、なんだ。喰えよ。煮物も喰えよ。せめてバランス良く喰えよ。揚げ物ばかり喰うなよ。やめろよ。お前が喰ってるその量で、一体何人の恵まれない子供達が救えると思ってるんだよ。「ここのメンチカツは絶対食べて!」じゃねぇよ。常連なのかよ。食べるよ。食べるけどなんでお前が誇らしげなんだよ。お前が育てた牛なのかよ。食うよ。食うからお前の箸で小皿に盛るなよ。お願いだよ。

 

まぁ、ボコボコにしてやろうかと思いましたよね。