フリーランスフリーラン

とくにないです

気がつくと社会の窓が開いている怪奇現象に悩まされている

気がつくと社会の窓が開いているんです。

 

完全に怪奇現象なんですけど、社会から隔絶されてニートフリーランスのハイブリッドである僕の社会の窓が自然に開いてしまうと言うことは、何かしらの凶兆を知らせるサインなのかもしれません。例えば業務委託契約を切られてしまうとか。税務署の調査が入るとか。

 

まぁ、百歩譲って開くだけなら良いですよ。

 

いや別に良くはないけれど、隙の多い僕は社会の窓が開いていることを他人から察知されてしまうことが多いんですね。なので「おい!またチャック開いてるよ!」「そんなに見せたいの?」「お願いだから死んで!」みたいな大勢から浴びせられる心ない言葉を歌に変えて心の中で奏でることで自我を保っているんです。

 

例えばこれが『幼少期の怪我が原因で社会の窓が開き易い身体になってしまった』とかだったら皆どう思うんですかね。

 

『幼少期』『怪我』そこから連想されるのは普段は無駄に明るい僕に秘められた暗い過去じゃないですか。とうに振り切ったはずの闇に触れてしまったことに気がついた相手は、一瞬気まずそうな表情を浮かべて「ごめん…」と、ただ一言謝ることしかできないじゃないですか。

 

いい。いいんだよ。僕は全く傷ついてなんかいない。ただ皆には当たり前のことが僕にはできない。ただそれだけのことだから。ただ「大したモノでもないくせにチャックを開けて主張ばかりするな」とか「換気でしょ?普段から使わないで換気もしないと水回りから腐っちゃうもんね」って言われた時にはさすがに地面に膝をつきそうになったけれど。

 

まぁ、こんな感じでチャックが開いてしまうことを正当化することには成功したんですよ。皆の顔から一様に表情が失われてはいったんですけど、多分論破できたんですよ。だけれど人間って言うのは皆が皆デリカシーを持ち合わせているとは限らないじゃないですか。その上、知的好奇心が旺盛で自分の欲求を満たすためならば他人の心に土足で踏み込むような輩もいるんですよ。

 

つまり「具体的には幼少期に何があったの?」と聞いてくる空気の読めない馬鹿がいるんです。

 

具体的には、と言われても幼少期の怪我云々は当然真っ赤な嘘なので語ることなど何もないじゃないですか。常識的に考えればわかりますよね。なんだよ、幼少期の怪我が元で社会の窓が開き易くなるって。本気で言ってたら完全におクスリをキめてるヤツの言い分じゃないですか。暗に「こいつとはこれ以上関わりたくない」と思わせることでコミュニケーションを拒絶してるのになんで踏み込んでくるの?

 

言ってしまえばこれは相手からの宣戦布告ですよね。こちらの嘘を嘘と認めた上での心理諜報戦と言っても過言ではないでしょう。いやそもそも僕の社会の窓が開いていることであなたは何か不利益を被ったんですか?株価か。所持している株価が下落したとかなのか。

 

「見た目にも不愉快」

 

見た目にも不愉快っていや、なんですか。見た目以外に何が不愉快だって言うんですか。存在?存在なの?そんな根本的なところ?

 

「そういうとこ」

 

こういうところか。知りませーん。僕は今までこうやって生きてきたんでーす。そもそもなんでもかんでもまず見た目で判断しやがって。開いた社会の窓からコツメカワウソが覗いていたらどうなんだ。可愛いだろうが。お前らも「可愛い!」「やばい!」とか言いながら僕の股間に鎮座するコツメカワウソを撫で回すんだろうが。出すぞ。コツメカワウソに近しいナニかを。いいんだな。スマホ?何故スマホを取り出す。やめてくれ。撮影は禁止だ。コツメカワウソはデリケートな生き物なんだ。

 

やめてくれ。